TAKUMINO Trunk

Made by Imperial Household Agency patronized artisans.

Takumino trunk
Web site

宮内庁御用職人謹製『匠乃固鞄(たくみのとらんく)』は、兵庫県豊岡に奈良時代から伝わる伝統の鞄作りの技術を用いて一点一点カスタムメイド(完全別注)にてお作りいたします。

お問合せはページ下のお問合せフォームか、info@fm21.com まで

百 年 鞄

祖父の旅行トランク

 この傷だらけの革トランクは、英語学校で教えていた私の祖父が、世界大戦前に満州開拓のお伴に連れて行っていたものです。
数年前に天へ帰った叔母は、この鞄をみながら懐かしそうに祖父の話をしてくれました。
満州貿易の夢は叶いませんでしたが、この鞄にはかつて青年実業家を目指した祖父とその家族の思い出がつまっています。

Collections

下記リンクより、これまで『匠乃固鞄(たくみのトランク)』で産まれてきた数々の作品の一部をご覧いただけます。
ギャラリー(作品一覧)

匠乃固鞄
神戸本店

匠乃固鞄✖︎マスミ鞄嚢 神戸本店
〒651−0086 神戸市中央区磯上通6丁目1−15 JMTビル3F 078-265-6162
アタッシュケース・革トランクのサンプルから、皮革やパーツのサンプル、これまでの作品の写真や図面を揃え、みなさまのオリジナルトランクのご注文をお聞きいたします。

マスミ鞄嚢
豊岡工場

2018年に創業100周年を迎え、さらなる100年へ向けて、築85年の母屋を改装しショウルーム兼工房が完成しました。

PRODUCTS

Travel Trunk

Traditional design of Traveling Trunk.Materials:Tanned leather Size:480-310-170mm (we accept a customised order of size and color)

主に旅行用の荷物を運ぶトランク。
写真は、中型クラシックトランク サイズ480-310-170mm 仕様変更可能

Travel Trunk

Business Case

We can accept any colors of leather,size,accesaries,and specifications as your customised order.

ビジネス向け書類やPCのケース
皮革色、サイズ、付属金具、内部ポケットの仕様など、自由にデザイン可能

BUSINESS

Leisure & Special

Watch collection case Tsuigi-model Material:Tanned leather outside: Artificial suede Size(body):465-255-180mm (collection box):436-230-68mm Parts:Amiet A-6610(lock) screwdriver case

写真は時計コレクションケース:40本の腕時計を収納可。
他にもビリヤードキューケース、ハーモニカケース、指揮棒ケース、各種楽器ケース
など、用途に合わせカスタムケース作成可能

SPECIAL

Furniture Trunk

Furniture trank Size:1650-600-600mm Material:Tanned leather (outside),wood body We accept a customised order of size,colors,specifications,and accesaries.

家具トランク:アパレルショップ店頭ディスプレイ、化粧品やアパレルショップの什器、個人宅での家具トランク、アウトドア用のテーブル収納トランク等。

Furniture

Wedding Trunk

古くからヨーロッパでは、お嫁入り道具一式をトランクに詰めて嫁いでいきました。
そんな伝統をふまえ、ご結婚の記念、新しい家族の門出にウェディングトランクをお作りします。
お二人の、家族の思い出が、50年100年と革のトランクに刻みこまれます。

旧匠乃トランク「ウェディングトランク」ページ

生産の地

兵庫県北部、円山川が日本海へそそぎコウノトリが舞う但馬地方。この地には奈良時代から続き江戸時代にかけて発展した杞柳産業を基盤に、柳行李〜ファイバー鞄と時代とともに鞄産業が発展し、昭和10年頃には当地の主産業となりました。
大戦後は、牛皮、塩化ビニール、合成皮革と、新しい技術とともに素材、製造機械ともに進化し、鞄のみならず各種容器、輸送容器など、日本経済の高度成長を支える重要な役割を担い、現代においても国内を代表する鞄生産地として、素材開発、デザイン開発、異業種との交流による新製品開発など、その進化はとどまるところがありません。 

兵庫県豊岡市

兵庫県豊岡市役所

市域の約8割を森林が占め、山陰海岸、神鍋のスキー場、城崎温泉を擁し、コウノトリが舞う風光明媚な街です。人口約9万人

JR豊岡駅

JRと北近畿タンゴ鉄道の玄関口。大阪から特急で2時間半。のどかな田園風景に到着です

生産現場

豊岡にはたくさんの鞄職人がいます。各々が専門の分野を担当し、長い年月に渡り同じ作業を黙々と続けています。金具の研磨、メッキ、鞄の縫製、内装の縫製、皮革の縫製、木枠の製造、焼印押印など、それらの職人が揃ってはじめて鞄が出来上がります。        

一人の熟練職人がいても鞄は出来ません、豊岡全体で大きな一つの鞄工場なのです。そして、それぞれの職人が日々研鑽し、失敗を重ねた大きな時間の上に、今の豊岡鞄「匠乃トランク」が産まれます。

工場のこと

御用職人衆

今生天皇の御外遊用トランクと製作に携わった職人衆

神に感謝

工場の一角、大きな蔵の隣にあるほこら。

作業の安全、鞄産業の繁栄、そして作られた鞄を使う人々が幸せになるよう、願いをこめます。

道具たち

革を鋤くための機械

長年使い込まれ、よく手入れされた機械は、職人の手先に忠実に反応する。
これも一人前の職人なのである。

作業

道具、目、耳、手先の感触と職人の感。これらを駆使して作業が進められる。そこにあるのは「最高の作業をする」という職人であるがゆえの魂。

大人の工場見学

木工所

工場の一角にある木工所。
本体内部に木枠を使うものは、まずここで木枠の製作が行われます。作られるものにより桐の板、合板など強度や使用感に合わせ素材が選ばれます。

木枠

こちらはアタッシュケースの内部木枠です。錠前を取り付けるための穴も開けられています。

革の裁断

使用する皮革をパーツごとに裁断していきます。大きな部分は作業台に広げて型紙に合わせカッターで、小さなパーツや曲線のあるものは抜き型を使って切り出されます。

細部の処理

パーツごとに角を落としたり、革の厚みを揃えたりします。この作業で完成後の品質(隙間なく組み合わされるか)や見栄え、作業の効率に影響があります。

革鋤き

革を鋤くための機械です。革が重なる部分や折り曲がる部分などを鋤いていきます。

パーツの処理

ズレなく組み合わせるために接着剤をつけたり型を整えたりと下処理をします。

革貼り付け

下になる部分、主に大きなパーツから木枠に貼られていきます。外側の作業が済んだら革の端を内側に巻き込みます。

縫い込み

この機械は50年ほど使われている「木枠と革を一緒に縫い込む」ミシンです。
内部の木枠と外に巻く皮革が張り合わされ、さらに一緒に縫い込まれることで、より強度が高まります。

手縫い

ミシンが入らない部分は手縫いで作業が行われます。手縫いは先に目打ち(縫い目を開ける)された所に一針ずつ縫い込まれます。

金具取り付け

外部の革パーツが取り付け終えると、次は金具の取り付けです。写真は付ける位置(鋲やネジが通る部分)に穴を開けている所です。後ろの厚紙は取り付ける位置がずれないための型紙です。

内装縫製

外部の作業に合わせ、内装の縫製が進められます。綿や絹、合皮やベルベット、人工スウェードなど素材や色も様々で、生産されるものが変わるごとにミシンの糸も合うものに交換されます。

確認項目

60項目が書かれた「確認書」
工程ごとに確認を行ない、仕様ミスや不良品の発生を防ぎます。

『父のトランク』 オルハン・パムク著 
ノーベル文学賞受賞講演

父のトランク

 亡くなる二年前に、父は自分の書いたものや、メモや、ノートの詰まった小さなトランクをわたしのところに持ってきました。いつものふざけた、皮肉な調子で、後で、つまり自分の死後、それらを読んで欲しいとあっさり言いました。

「ちょっと見てくれ」とやや恥ずかしそうに、「何か役にたちそうなものがあるかもしれない、その中に。もしかしたら死後、お前が選んで出版しても」と。

 わたしたちはわたしの仕事場で、本の間にいました。
 父は、彼を苦しめる特別な重荷から救われたがっているかのように、トランクをどこに置こうかと、わたしの仕事場を見回していました。それから手に持っていたものを目立たない片隅に、そっと置きました。

 ともに気恥ずかしく感じていたこの忘れ難い瞬間が終わるや否や、二人ともいつもの自分たちに戻り、人生を軽く受け取る、ふざけた、皮肉な人間に戻って、ほっとしました。いつものようにいろいろなことを、人生やら、尽きることのないトルコの政治問題やら、たいていは失敗に終わった父の仕事のことなどを、あまり深刻にならずに話しました。

 父が帰った後で、わたしはトランクの周りを何度か行ったりきたりしましたが、トランクには手を触れなかったのを覚えています。

 小さな、黒い革のトランクを、その錠を、丸っこい角を、はるか子どもの頃から知っていました。父は、短い旅行に出かける時とか、時には家から仕事場に何かを運ぶ時、それを持っていきました。子どもの頃、この小さなトランクを開けて、旅行から戻った父の品物をかき混ぜて、中から出てくるオーデコロンや外国の匂いが気に入ったのを思い出します。

 このトランクは、わたしにとって、過ぎ去った過去や、子ども時代の思い出の多くがこもっている、よく知っている、魅力ある品物でしたが、そのときはそれに触れることさえできませんでした。

どうしてか? 

もちろんのこと、それはトランクの中にある、隠された、神秘的な重さゆえです。

今、この重さについて話そうと思います。・・・・

 

2007年株式会社藤原書店発行 和久井路子訳

Shopping

Classic Trunk

クラシックトランク/大型・中型
皮革色、内装生地、内部仕様等変更可能です。
中型:¥320,000-(税別)
大型:¥550,000-(税別)

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Eurasia Trunk

大陸トランク
皮革色、内装生地、内部仕様等変更可能です。
¥520,000-(税別)

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Dulles Trunk

ダレスボストン鞄
サイズ W460-T270-D190
色変更可能
¥200,000-(税別)

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Atache Case

豊岡鞄:アタッシュケース
サイズ W435-T295-D95
色変更可能
¥220,000-(税別)

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